2016年の千葉市の待機児童は?入所待ち児童数とその対策

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話題のブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」

国会でも取り上げられていた、「保育園落ちた日本死ね!!!」。
このブログは、認可保育園に入れなかったママが怒りの丈を率直に述べた記事なのですが、世のママ達たちの共感をとても得ていますね。
我が家のある千葉市でも例外ではなく、大きな問題となっています。

千葉市の入所待ち児童数は約1,800人!

入所待ち児童数とは、第一志望としている保育園が入所待ちとなっている児童の人数のことを言います。
我が家も次男が、つい先日まで待機児童中でした。
申請を出したのは、昨年の8月。
途中入園は無理でも、その間に一時保育などを利用して、今年度4月から入園できるよう「保活」してきましたが、2月の一次募集で落ちてしまいました。

千葉市は2014年、2015年と2年連続で「待機児童ゼロを達成しました!」と発表しています。
ところが新築マンションが次々と完成したのも相まって、今年の2月の時点で第一希望の保育園に入園できなかった児童が約1,800人にも達したそうです。

認可外保育園が認可承認されたことも重なり、認可外にすら入れません。
千葉市の制度である特定保育(週2日または3日、定期的に一時利用できる制度)が、(3月いっぱいまでで)4月以降続けられない園まで出てきました。

そもそも待機児童が減らない理由とは?

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以下のようなことが考えられます。

  • 保育士が足りない
  • 低賃金なため、保育士になりたいと思えない、また元保育士の復帰も見込めない
  • シングルマザーの増加
  • 大型マンションの建設増
  • 不景気により、旦那の給料だけでは生活が厳しい

どれが一番の原因かという話もありますが、それぞれ深刻な問題に思えます。

景気が良くなり旦那の給料が上がっても、女性の自立やシングルマザーの増加を考えると、やはり預けられない人は出てきそうですし、賃金も少し上げたぐらいで保育士が激増するとも思えません(実際101人の合格者のうち約半数は辞退している)し、待機児童が減っても大型マンションの建設増で人口が過密化すれば、また同じ問題が繰り返されてしまいます。

また、保育園や保育士をひたすら増やせば解決するという話でもありません。

保育園の受け入れが増えれば、「自分も子供を預けて働きたい!」と思うママも増加します。そこでまた待機児童が増えたら、保育園や保育士を増やす…。これを繰り返してしまうと、保育園や保育士が多くなってしまうという逆転現象が起きた時に、働いていた保育士を失業させてしまったり、場合によっては保育園閉鎖という事態になりかねませんし、その責任は各自治体、または自治体の各保育園担当者となってしまいます。
ですので、自治体としてもホイホイと保育園を増やす訳にもいかないのです。

ただ前提として、保育園や定員数は年々増え続けているという事実があります。
ですが、元よりこの問題は自治体と入所申込者たちのイタチごっこという形を孕んでいるので、簡単に解決できる問題ではなさそうです。

現状の待機児童対策は?

国会では、”資格を持たない人も雇用できるような保育園体制へ”という流れになってきていますが、「保育」と「子守」はそもそも違うと危惧する意見もあるようです。

たしかに有資格者より無資格者の方が増えて、保育という視点から見て質が悪くなってしまうのは問題だと思いますが、現状打破にはある程度の受け入れは必要だと個人的にも感じています。

我が家は、区内の保育園は全滅しましたが、二次募集で区外の保育園を上位に置いたため、なんとかそこの内定をもらうことができました。決まるまでは4月以降の仕事がどうなるのか、ヒヤヒヤものでした。

とにもかくにも、待機児童になってしまい、働けなくて困っているママはまだまだたくさんいます。少しでも世のママ達が気持ちよく働けるような環境になっていければと切に願っています。

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